トライプラスのバイトを辞めたい！きついときの簡単な辞め方

個別指導塾トライプラスは、生徒と深く関われる担任制や大手ならではの充実した研修が魅力ですが、その一方で、人間関係の悩みやシフトの調整、給与面での不満など、様々な理由から退職を考えるに至ってもおかしくありません。

担任制という性質上、生徒への責任感から「辞めたい」と言い出しにくいと感じる方もいるはずです。この記事では、トライプラスのバイトを辞めたいと感じる理由や辞めたいと言い出せないときの簡単な退職方法などを解説します。

トライプラスのバイトを辞めたい・きついと感じる理由

想定より稼げず給与に不満を感じるから

トライプラスの時給は地域や教室によって異なりますが、個別指導塾の中では比較的高めな設定です。しかし、実際に働き始めると、担当生徒の数が少ない閑散期（4月など）には、週に数コマしか仕事がもらえず、月の給与が期待していた金額に届かないことがあります。

また、求人情報に記載されていた時給と、実際に採用された際の時給に差があると感じ、不満を持つ方もいます。高い時給設定にもかかわらず、安定してシフトに入れなければ、結果として金銭面で他のアルバイトに劣ると感じてしまうのは自然なことです。

人間関係やハラスメントに悩んでいるから

トライプラスでは、教室長（学校長）との関係に悩む講師の口コミも見られます。例えば、教室長が馴れ馴れしくプライベートなことまで聞いてきたり、過去にセクハラ発言の噂を聞いたりすることで、精神的なストレスを感じる場合があります。

また、生徒に好かれすぎるあまり、授業後も長時間拘束されてしまうなど、人間関係のバランスを取ることに疲弊してしまうケースも存在します。ハラスメントや過度な人間関係のストレスは、心身の健康を損なう原因となり得るため、非常に深刻な問題です。

シフトが多く学業との両立が困難だから

トライプラスのバイトは、週1日から勤務が可能で、曜日固定のため予定を立てやすいというメリットがあります。しかし、塾側の人員不足などにより、実際には勤務回数を増やすよう圧力をかけられることもあります。

講師不足の教室では、週4日や週5日といったシフトを組まれ、大学の課題やテスト勉強に手が回らなくなるなど、学業との両立が難しくなるという悩みは少なくありません。担任制を採用しているため、生徒からの指名が増えれば、責任感からシフトを断りにくくなる側面もあります。

生徒や保護者からの期待が重圧だから

トライプラスは、講師1名が最大2名の生徒を担当する担任制を導入しています。これにより、生徒の成長を実感できるやりがいが得られる一方で、その分、生徒や保護者からの期待も大きくなります。トライプラスの料金は個別指導塾の中では比較的高めの分類に入るため、保護者は高い学習効果を期待します。

成績アップという結果が求められる環境で、そのプレッシャーが重くのしかかり、プロフェッショナルとしての活躍を求められることに疲れてしまう講師もいます。責任感が強い方ほど、この重圧に耐えられず、辞めたいと感じてしまうのです。

授業準備や業務負担が大きいから

トライプラスでは、事務仕事は少なく指導時間以外の残業もないため、プライベートに時間を当てられるという口コミもありますが、授業準備の負担が大きいと感じる人もいます。

指導対象が幅広く、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムに基づいた授業準備が必要となるため、その負担が重く感じられることがあります。特に受験生を担当する場合や、指導経験が浅い場合は、事前の授業の用意に多くの時間を割かねばならず、疲弊してしまうケースが見られます。

休憩時間に給与が発生しないから

トライプラスのアルバイトでは、指導がない時間にチューター業務を任される際に事務給が発生するとされていますが、一部の口コミでは、休憩時間中も講師としての振る舞いを求められるにもかかわらず、その時間帯には給与が発生しないことが「きつい」と感じる理由として挙げられています。

休憩時間であっても生徒の目に触れる場所では先生としての立場を保つ必要があり、これが無給の労働と感じられ、不満につながってしまうのです。

トライプラスバイトは辞めるべき？

辞めたほうが良い人

精神的・肉体的なストレスが限界な人

仕事のストレスにより眠れない、休日も体調が優れないといった心身の不調が出ている場合、すぐにでも辞めることをおすすめします。アルバイトは自身の健康や学業を犠牲にしてまで続ける必要はありません。

周りからも「たかがバイトなんだから自分がしんどいんだったら辞めるべきだ」という意見もあるように、あなたの健康を第一に考えてください。精神的・肉体的な限界を感じている状態では、生徒に対して質の高い指導を提供し続けることは困難です。

ハラスメントや人間関係に悩む人

教室長からの馴れ馴れしい言動やセクハラの噂など、ハラスメントが疑われる状況に悩んでいる場合は、辞めた方が賢明です。ハラスメントは会社の責任であり、あなたが安全に働ける職場環境を整備する義務が会社にはあります。

改善の見込みがない、あるいは相談しても状況が変わらない場合は、ストレスを抱え続けるよりも、自分の心の健康を優先し、退職を決断するべきです。

学業や私生活との両立が難しい人

トライプラスのバイトに多くの時間を割かれ、大学の課題やテスト勉強が手につかないなど、学業や私生活に支障が出ている人は、辞めることを真剣に考えましょう。

本来の生活とのバランスを取り戻すために、退職が必要です。講師不足などからシフトが増えすぎている状況は、あなたの本来の目的である学業を妨げてしまいます。

雇用条件が求人内容と大きく違う人

応募時の求人情報と、実際の雇用条件が大きく異なっている場合も、退職を検討すべきです。例えば、「時給が求人情報よりも低い」「週に数コマしか仕事をもらえない」など、金銭的な期待が裏切られていると感じるなら、無理に続ける必要はありません。

また、本来給与が発生すべき時間に給与が出ていないなど、労働条件に不備がある場合は、より良い条件のアルバイトを探す方が合理的です。

辞めないほうが良い人

生徒の成長にやりがいを感じている人

個別指導という特性上、トライプラスでは講師と生徒の距離が近いため、生徒の成長を間近で実感できるという大きなやりがいがあります。

生徒が「分からなかったことが分かる」「出来るようになった」時に大きな達成感を得られると感じている方や、生徒の笑顔を見ることが嬉しい方は、このやりがいを重視し、継続を考えるべきです。生徒の成長への貢献は、あなたのコミュニケーション能力や指導能力を高める貴重な経験になります。

シフトや時間の融通が利いている人

基本的に曜日固定で勤務でき、週1日から勤務が可能で、大学の授業やサークルの忙しさに応じた頻度で働けている場合、プライベートとの両立が容易だと感じているなら、継続するメリットは大きいです。

事前に相談すれば長期の休みも取れる融通が利く教室もあるため、シフトの柔軟性を享受できている方は、この利点を手放さない方が良いでしょう。

充実した研修やサポートを受けたい人

トライプラスは、大手のトライグループのノウハウを生かした丁寧な研修が充実しているため、指導経験が浅い方でも安心して仕事を始められます。研修後も、先輩講師や教室長からの手厚いサポートを受けられる環境が整っています。

未経験から塾講師デビューし、指導方法や教育理念をしっかり学びたいと考えている方にとっては、トライプラスで経験を積む価値は大きいです。

トライプラスのバイトを辞めたいけど言い出せない場合

辞めたい意思は固まっているけれど、教室長に直接伝えるのが怖い、人間関係のトラブルで連絡すら取りたくないと感じてい場合、退職代行サービスの利用を検討することをおすすめします。退職代行サービスは、労働者の代わりに会社へ退職の意思を伝え、退職手続きを進めてくれるサービスです。

あなたが責任者と直接話すことなく、スムーズに退職できるため、精神的なストレスを最小限に抑えられます。出勤が困難な場合や退職を伝えても拒否される可能性がある場合に、代行サービスは非常に有効です。

弁護士が運営する代行サービスであれば、未払いの給与や有給消化の交渉など、法的な対応も安心して任せることができます。退職は労働者の正当な権利です。一歩踏み出す勇気を持つことで、ストレスから解放され、新たなスタートを切ることができます。

トライプラスのバイトを辞めたいときの退職手順

契約書や就業規則を確認する

退職を決意したら、まずバイトを始めたときに交わした雇用契約書や、教室の就業規則の内容を確認しましょう。「何日前までに退職の意思を伝えるべきか」という退職のルールが定められている場合があります。

期間の定めがないアルバイトの場合、法律上は2週間前までに伝えれば辞められると定められています（民法627条1項）。しかし、トラブルを避けるためにも、まずは契約書や就業規則の内容を確認することが第一歩です。

直属の教室長に辞意を伝える

退職の意思を伝える相手は、直属の教室長など、そのバイト先で一番偉い人に対面で直接伝えるのが基本マナーです。伝えるタイミングは、教室長が忙しくない休憩中や仕事終わりなど、落ち着いて話せる時間帯を選びましょう。

周囲にスタッフがいない方が話しかけやすいですが、機会を逃すよりは早めに話しかけることが重要です。口頭で伝えた後、正式な退職の意思として、文書（退職届）やメールで通知することも検討しましょう。

円満退職のための理由を用意する

退職の意思を伝える際、理由を明確に聞かれることが多いです。不満を正直に伝えても、その場しのぎの改善策を言われて引き止められる可能性が高いため、「学業に専念したい」「就職活動が本格化する」など、引き止めにくい納得度の高い理由を用意しておくと、スムーズに進みやすいです。

ただし、本当に退職の意思が固い場合は、「どうしても続けることができない」という確固たる意思をはっきり伝えることが大切です。

担当生徒の引き継ぎを行う

トライプラスは担任制を採用しているため、退職する際には担当生徒への影響を最小限に抑えるための配慮が不可欠です。退職日までの間に、担当生徒の学習状況や習熟度合い、指導内容などを後任の講師にしっかりと申し送りしましょう。

生徒や保護者に対しても事前に退職の意思を伝え、理解を得ることが信頼関係を損なわないための重要なマナーです。引継ぎを丁寧に行うことで、円満な退職を目指しましょう。

トライプラスのバイトを辞める際の注意点

担任制のため生徒への影響に留意

トライプラスの大きな特徴である担任制は、講師が辞める際には生徒に大きな影響を与えてしまいます。特に受験生など、デリケートな時期の生徒を担当している場合、辞める時期や伝え方には最大限の配慮が必要です。

辞める意思を伝えたら、教室長と協力し、生徒や保護者に適切に情報共有し、後任者への引継ぎを丁寧かつ迅速に行うことが、責任ある行動として求められます。

残りの有給休暇の消化方法に留意

アルバイトやパートであっても、一定の条件を満たせば有給休暇が付与されます。有給休暇は、退職する前に消化することが望ましいです。なぜなら、有給休暇が残ったまま退職した場合、その有給は消滅してしまうからです。

退職時の有給消化は労働者の権利ですが、消化を希望する場合は、引き継ぎ期間を考慮に入れた上で、退職希望日と一緒に相談しましょう。退職日以降は有給を取得できないため、退職者への時季変更権の行使はできません。

まとめ

トライプラスでのアルバイトで「辞めたい」「きつい」と感じることは、決して珍しいことではありません。給与への不満や、教室長との人間関係、増えすぎるシフトによる学業との両立の困難さなど、様々な要因がストレスの原因となっています。

精神的・肉体的な限界を感じている場合や、ハラスメントに悩んでいる場合は、迷わず退職を決断することが大切です。退職は労働者の正当な権利であり、期間の定めがない雇用契約であれば、民法上は2週間前に伝えれば辞めることができます。

もし、教室長に直接辞意を伝えることが困難な場合や、執拗な引き止めに遭う場合は、退職代行サービスを利用するという選択肢があります。退職代行は、あなたに代わって会社へ退職の意思を伝達し、スムーズな退職手続きをサポートしてくれます。

会社と一切接触することなく、精神的な負担を軽くして退職を実現できるため、特に人間関係に悩んでいる方にはおすすめです。